2024年1月16日火曜日

レジスタンス2

PS3
入手価格550
プレイ時間約 8.5時間

”驚愕のスケール 人類の存亡をかけた戦いは合衆国へ”

PS3のローンチゲームとして発売されたFPSレジスタンスの続編。
前作でエイリアンに寄生されながらも、地球の存亡をかけた戦いに挑んだ主人公。そしてその舞台はヨーロッパからアメリカ大陸へ。
ウィルスにより、自我を失うタイムリミットが刻々と迫る中、ウィルスのまん延した謎に迫り、人類の存亡をかけた戦いに臨む。
今やプレイステーション陣営を代表するソフトハウスに成長した、インソムニアックゲームズが手がける、重厚なFPSゲーム第2弾。

・前作からの変更点

前作では、ムービー部分にはPS2の余韻を残した感じだったが、今作ではあきらかに世代向上を感じる。
何故か前作では始終無言の主人公がしゃべるようになった。声優陣も豪華で感情移入できる。
操作は、銃で狙うボタンがスティック押し込みからL1に変更。押している間だけ狙うとなり、かなり操作性が良くなった。
前作であった、体力がゲージに分かれて、一定時間でゲージ内のみ回復。回復アイテムでゲージごと回復、から、体力ゲージがなくなり全体で自然回復となった。
攻撃を受けたら退き、隠れて体力回復を図る。また突っ込んで攻撃が出来るようになり、その点では少し難易度が下がった印象。
前作の乗り物イベントがなくなったが、超巨大ボスや、沸きまくる虫キャラ、全速力で襲ってくるゾンビキャラなど、ギミックが少なくなったイメージはない。
前作では多数所持出来て、シーンに応じて切り替えることが出来た武器が、今作では大きくメインとサブ、後は手榴弾系。あまり多くても生かせず、集中できる所が個人的には良かった。

・気になった点

大きくは二つ。
暗いシーンが多い。基地内や洞窟内などで室内シーンが多くなり、暗くて見えにくいシーンが複数ある。最近は視力の衰えがひどく厳しかった。
あと手ごたえがあるのは良いが、固さだけ、物量だけで勝負してくるシーンが多々見られる。基本的にステージはパターンさえ見つければ進めるようになっているが、それにしても作業的に撃たされるシーンには少し苛立ちを感じる。
小さな点では、音のバランスが悪いように感じた。近くの敵は大、遠くは小の基本的な所が出来てない。

・ハードを代表するアイコンソフトにもなりえたシリーズ

少し驚いたのが、アクションからムービーにシームレスに移り変わるシーンが数か所みうけられた。まだまだ完全とは言えないが、後のPS4アンチャーテッドにも通じるものがあった。
全速力で走ってくるゾンビシーンは鳥肌もの。後のデイズゴーンなどで評価されるシーンが、この時点で再現されていることに驚き。

キャンペーンモードはムービーから始まるが、前作のラストからがっつり続き。一作目をプレイしていない人には何が何やら。
ここからゲームに取り組む人にとって、1950年代・エイリアン・宇宙船・ゾンビ?・ロボット・自分はエイリアン?、あふれる内容にさっぱり理解が追い付かないと思う。前作からのプレイを強くお勧めする。

ほぼ何も解決せず主人公は死。びっくりするぐらいのバッドエンドに加え、記憶にある限り女性キャラの出演なく、ひたすら重く硬派な一品。

世界観、演出、FPSシューティングの完成度で今プレイしても十分楽しめる内容に仕上がっている。

その他のゲーム