2023年10月4日水曜日

グランド・セフト・オート エピソード・フロム・リバティーシティ

 
・GTAⅣの大型ダウンロードコンテンツ

ダウンロードコンテンツ2つを、ディスク版にして販売したもの。当時はWifiなどネット環境が整っておらず、このような販売方法をとったのだろう。Ⅳのソフトは必要ではなく単体でプレイが可能。

Ⅳにあったいろんなエピソードを、同じ時間軸で他の登場人物目線で再度プレイできる。あの時裏ではこんなことが行われていたのか、と伏線回収が仕込まれているので、まずⅣからプレイしないと楽しさが半減する。

ダウンロードコンテンツという事で、操作性等はⅣ本体からの改善はない。ただ、ラジオにメジャーな曲が追加されていたり、新たな武器の追加、失敗時のやり直し負担軽減等、Ⅳから改善されている部分も多々みられた。

あわせても単体ソフトとしてはボリュームは少なめ。Ⅳでも述べたが、こちらは飛ばしてⅤプレイがお勧め。

・ザ・ロスト・アンド・ダムド

主人公はバイカー。日本でいう暴走族グループ同士の対立や抗争を描いた感じだが、がっつりカチコミかけて根こそぎ撃ち殺す。

Ⅳでは基本的に単独行動であったが、今作では仲間と共に、を推したつくり。バイクでの走行中も仲間にあわせた編隊走行、降りて襲撃も仲間を共にの要素が、前作にはない目新しさでそれなりに楽しい。しかも、リーダーが別にいて基本的にリーダーの後を追ってのエピソードがあるのが斬新。やはりゲームとなると自分が主人公かな、と思ってしまうので。

と最初は思っていたが、途中からリーダーがいなくなって自分がリーダー。結果的に一人でのエピソードも多く、仲間の要素が薄れていった。もしかして前リーダーとの確執や敵対で盛り上がっていくかと思いきやそれもなし。

仲間を連れてステージを戦う事で、自分以外のキャラクターがレベルアップしたり、死んでいなくなったりは面白い要素だと思ったが、メインストーリーだけではさほど実感する間もなくクリアで中途半端。

やっている事は人の迷惑顧みず、自分が良ければそれでよし。感情移入という点ではⅣより難しい面はあったが、やりたい放題ゲームとして割り切れば遊べる。

ツーリングしていて団体で走行するバイク集団の気持ちが少し分かった。

・ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー

クラブオーナーの片腕として、移民・スラム出身のハンデを背負ったチンピラ主人公が、力と機転でのしあがっていくストーリー。ドラッグやSEX表現はⅣを上回るどぎつさ。お子様にはプレイさせられない内容。

最初に操作説明などがでるので、ゲイ・トニーを先にプレイする方が良さそう。といっても既にⅣをプレイしていれば気にする必要はなし。

ダムドとゲイ・ト二ーでは、こちらの方が簡単に感じたが、途中に出てくるヘリを乗りこなすシナリオはきつい。ほんとにヘリの操縦だけはクソ。

とにかく自分以外の登場人物、全員頭のネジが飛んでいて、言動から行動まで無茶苦茶。そこを当たり前に感じさせる演出が凄い。

地下鉄を盗むとか、ヘリで輸送中の戦車を打ち落として手に入れるとか、ぶっとんだエピソード具合で言うと、Ⅳ・ダムドを圧倒している。

入手価格297円

レビューページ

0 件のコメント:

コメントを投稿