2023年10月26日木曜日

アーミー・オブ・ツー

PS3
入手価格330円
プレイ 3日間(1日1時間程度)

”一人じゃここまで戦えない”

常時2名の登場人物が敵と対峙するため、タッグを組んでの攻撃が多彩に用意されている。アグロメーターという要素があり、敵にどちらかの注意を向けておいて、裏を取って攻撃したり、パワーアップしたり、その他、バディ(相棒)に役割を振って戦略的な攻撃が出来る点が特徴。

・気になった点

根幹となる肝心のシューティングの部分に爽快感がない。照準移動がふわっとしていて定めにくい上、敵に照準を当ててペチペチいう効果音の銃弾をしばらく当てていたらなんとなく倒れる感じ。

当たり判定がシビアなのか?横移動の敵や近接の敵にまともに当たらず、通り抜けるのを眺めるだけ。撃ち逃した敵が後方に回り込み、四方八方から確実無比な敵エイムに狙い撃ちされる。

雰囲気的に、バズーカや手榴弾等、火力でぶっとばしながら軽快に進めたいところだが、メイン・サブ武器以外は弾数も厳しくままならない。

敵は物陰に隠れてなかなか顔を出さず、ベニヤ一枚に隠れただけで攻撃が当たらない。隠れた場所へ狙いすましての撃ち抜きもヘッドショットもない。

この雰囲気で爽快感がないのはもったいない。もうちょっと心地よく遊ばせてほしいかな。

・怒涛のラストを見逃すな

ギミックも乏しく、ある程度進んでは敵が沸き、それを倒して次に進むの繰り返し。

自分で操縦できる乗り物はピンボールのように跳ね回る重量感のないホバークラフトぐらい。繰り返しの使いまわしで登場して「またホバーかよ」と苦笑い必須の展開を見せる。

いよいよライバルと対峙かと思いきや、ムービーでビルの窓から蹴落とし終了。

影のボスは同じ組織(味方)の偉い人というありがちな展開だが、なんとヘリに乗ったボスを倒すシーンもムービーで済ませる手の抜きよう。

裏切りの交錯するストーリーの盛り上がりとムービーの出来が良いのが救い。

・ぎりぎり面白くない

発売時期的にレインボーシックスベガス、COD4とかぶり、仲間との協力プレイや純粋なアクションゲームの完成度で完敗している。

ムキムキマッチョがジョーク飛ばしながらの軽いノリや、ふざけた仕草まで仕込まれた世界観は良かったので、そちらを推して差別化出来れば良かった。

CPUは頭が悪く、ソロでの協力プレイが生かしきれなかったが、オフライン2名で楽しめる環境があれば、連携取りながらの楽しみ方を生かせるソフトになるかも。

・その他

コントローラーを振ってのリロード。左右に傾けてのパラシュート操作等、ソニーに頼まれたかのように唐突にモーションセンサー操作が加わっている。

タンクトップ姿のアリス(オペレーター)の色っぽさ。

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