2024年2月4日日曜日

レジスタンス3

 
入手価格528円
プレイ時間約9時間

”未来は委ねられた。男は運命に抵抗し、再び銃を取る。”

PS3のローンチゲームとして発売された”レジスタンス”シリーズ最終作。
主役は交代となり、前作の主役を最後に殺した人物。前作でウィルスに対するワクチンを手に入れた人類だったが、敵の脅威は衰えることなく、人々は地下に潜って生きる事を余儀なくされていた。そんな中、敵が人類を抹殺するべく企む作戦の話を耳にする。愛する家族のため、そして人類の存亡をかけて、敵の本拠地ニューヨークへ乗り込む主人公。

シリーズ最高の”レジスタンス”勢の戦いが、今始まる。

・いろいろ変更

主人公変更に伴い、体力回復が自然回復からアイテム回復に変更。操作ボタン配置もまた変わった。
これは、前作までの主人公はエイリアン化して超人的な能力を手に入れたので回復していたが、今作は人間だから、という事らしい。
前作の退いて体力回復戦法がとれなくなり、ある程度リスクを冒して前に出ないとジリ貧になる。この点は良かった。
システム、操作をころころ変えてくるところは、節操がないともいえるし、改善を図っているともいえる。

1作目、2作目まではモザイクかけてまで気にしていた倫理規定が、今回はかなり緩まっている。以前はどこまでが良くてどこからがダメかの境界があいまいで、メーカーも保険かけながらの対応を余儀なくされていたんだろうか。これでも四肢欠損などの表現についてはレーティング規制がかかっているらしい。個人的には十分。

乗り物無しは前作同様(自分で操縦しない列車は除く)。ボス戦については前作からかなりおとなしめ。グラフィックはリアル指向に創りこまれている。

・地味だがお勧めできる良いゲーム

前作までは天涯孤独な一人の男が主人公。今作は、家族愛前面に押し出してはいるが、救いのない雰囲気はより一層増している。
それどころじゃない世界で、廃墟化された刑務所施設に立てこもった人間同士が争うエピソード。一番怖いのは人間、を作品で再現している。この設定だけで別のゲームにできるぐらい。
前作でもみられた、アクションからムービーにシームレスに移り変わるシーンは健在。
ストーリーは前作から続いている。ただし、前作ほどのがっつり続きでもないので、この作品からでも楽しめる。
苦しくも生きながらえている今から、子供たち、未来のため、リスクを冒してニューヨークを目指す主人公。その間にいろいろってだけのシンプルな柱で、ストーリーは分かりやすく、感情移入も容易い。ただ、この世界観を理解するのは難しい。
そういった意味で、是非1作目からプレイして、本当の面白さを感じてほしい。それをするだけの価値があるシリーズ。
隠れた名作と呼ばれる作品は多々あるが、隠れている事に憤りを感じさせる名作といっていい。
是非、シリーズでリブートしてほしいが、その時はエイリアン〇〇とか名前を変えて発売すべきだと思う。”レジスタンス”では売れない。

その他
・じゅわっとぼやける臨場感
・チュートリアルが完璧
・水で濡れた表現が画・音共に素晴らしい
・ムービーの表情までの創り込みは、アンチャーテッドに匹敵する

その他のゲーム

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