2024年3月1日金曜日

メダル・オブ・オナー エアボーン

□PS3 メダル・オブ・オナー エアボーン
入手価格 550円
プレイ時間約10時間(キャンペーンクリア)

空挺師団。飛び降りる勇気と、生きのびる勇気と。

PS3としては初のメダル・オブ・オナー(以下MOH)であり、第2次世界大戦にこだわりシリーズ化されていたMOHでは最後のWW2物。

今作は主人公を空挺部隊とし、ステージスタート時はまず飛行機からパラシュートで飛び降りるところからスタート。どこに着地するかでステージの進行内容が変化する。複数のクリア条件を与えられ、ある程度の広さを持ったステージをどこからどこへ攻めても良い。軽いオープンワールドな作りのFPSゲーム。

・完成度は高く、いろいろチャレンジしている

弾発射時の反動を再現。銃によっては反動を考慮に入れたターゲッティングを必要とする。また、スコープを覗いたときに、しばらくピントがぼける所、プライベート・ライアン等のミリタリー映画で表現される、カメラブレの再現等、雰囲気の演出がされている。

ステージには多層の建造物が存在し、高さを生かした攻め方や、正面突破等自分なりの戦略をとれる。全ステージでパラシュート落下からのスタートとなり、降りる場所をある程度自分でコントロールできる所は、空挺部隊の設定を生かした楽しさになっている。

敵の動きも隠れる、移動して反撃を試みる、とバラエティある動きがみられ、ただ突っ込むだけの数勝負ということもない。

粗さもあるが、十分楽しめる。

・気になった点

スナイパーライフルは、ほんの少しのズレが修正できずなかなか敵が倒せない。ジョイスティック操作のゲームは、オートエイム必須じゃないだろうか。

セーブポイントまで時間がかかり、ある程度まとまった時間がないと、中断してからの再開が出来ない。そこが一番の不満。

PS3初期のゲームという事である程度致し方ないが、今見るとトータルの完成度としては旧ハードクオリティに感じる。ただ、動きについてはそれほど気にならないので十分遊べる。

・終わりの始まり

CPU操る味方の動きに批判的な意見も散見されるが、この時代のゲームで、そこに期待する方が無理があるし、NPCが敵をバンバン倒してもどうかと思う。最初は仲間が見え隠れしていても、結局は一人になって寂しい。

数少ない第2次世界大戦物として十分楽しめるレベルにある。

思えばこのシリーズで本格FPSに触れた。栄枯盛衰を感じながら、今遊んでみるのも一興かと。

その他
・ボタン配置が独特で慣れるまでに時間がかかる。
・敵と味方の見分けがつきにくく、特に離れると色・姿の判別がしにくくなる
・ムービーでコマ落ちが多々発生。電源入れた直後のメーカーロゴ時点でコマ落ちしている

その他のゲーム感想文

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