2023年12月15日金曜日

アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝

PS4
入手価格528円(ゲオセールにて1480円から割引)
プレイ時間約15時間(ストーリーモードクリア)

[プレイする映画、ここに極まる]

PS3にて3作品がリリースされ、ハードを牽引したシリーズとして、高い評価と販売実績を誇るアンチャーテッド。ハードをPS4に移してナンバリングとしては5年ぶりに待望のリリースとなった。

前作までの冒険の日々を終え、愛する妻と共に地に足を付けた生活を送る主人公。その彼の元に、生き別れた兄からの手紙が届き、家族のルーツでもある海賊の財宝についての情報が届けられる。

愛する人との人生を選ぶか、子供の頃からの夢を追うかで、主人公の心は揺れ動く。

そして、遂にシリーズは完結へ。

・怒涛、弩級、それでいて易さ

「プレイする映画、ここに極まる」とはよく言ったもので、まじで極まっている。
当然とはいえ、グラフィックの向上が凄まじく、質感・空気感まで伝わってくる。
表情や仕草、感情まで創りこまれたムービー。過去作でも一部見られたが、今作はプレイ画面からシームレスにムービーに流れ込み、どこまでがムービーで、どこから操作できるか分からずコントローラを手放せない。
そして、ついに備わり映画まんまなテンポを提供するオートエイム(自動照準)。
映画に振り切った創りは、間違いなく他の追随を許さぬ完成度。
途中、怒涛のアクションシーン演出が連続し、ド級の盛り上がりをみせる。これを基準にされたら他のゲームはついてこれないと思う。

・前作からの違い

これまでに追加してロープを投げてひっかけるアクションが追加された。それを含めた組み合わせで、さらにアクション性が増している。
謎解きもこれまでにない創りこみをされて、解けた瞬間の喜びがある。
ステージ自体は一本道だが、一部のエリアでは閉鎖的オープンワールドな創りとなっている。
これまでの作品では少しボケていたシナリオも、今回は兄弟との絆、ライバルとの駆け引きがはっきり描かれ分かりやすい。そこに愛する女性との生活、子供の頃からの夢との駆け引きが交わり、シンプルに引き込まれる。

・気になった点

無理やり言えばムービーさすがに長い。映画観ている時は思わないが、やはりゲームのムービーとなると気になる。
ゲームをする時に求めるもの、映画を観る時に求めるものが違うと感じた。けどこのゲームはそこに振り切れば良い。
PS4発売を機にナンバリングつけて欲しかった。

・もしかして到達点

最初タイトル出なかったので、何でかなと思ったら、映画同様オープニング終了後のタイトルからのスタッフロール。ほんとにその気にさせてくれる。
さらにそのスタッフロールで、過去3作品のイメージイラストが使われる心憎い演出。是非、アンチャーテッドコレクション(PS4)をプレイしてから挑んで欲しい。もっときれいに、もっとリアルにはなっていくのかもしれないけど、ゲームであればこれで良いんじゃないかと思う。ある意味到達点。

グラフィックで凄かった所を三つあげてみる。

雑踏の中人ごみをかき分け歩くシーン・・・雑然と多数の人でにぎわう市場のシーン。行き交う人々、物売り、品定めする客。人が生きている。

廃墟化した海賊の街リバタリアを高所から俯瞰で見下ろす所・・・大自然に飲み込まれた建物の残骸。一つ一つがドキュメンタリーのワンシーンの様なクオリティ

中に入っての廃墟化された様子・・・栄華を誇った巨大な建物、廃墟の数々。かつて住み生きドラマがあった事を感じさせる残り香の数々。廃墟マニアにお勧めできる創りこみ。

前作でも述べたが、合う合わないがあっても、道理的にこの作品を面白くないと評することが出来ない。

これがワンコインってのは、空からゲームが降ってきたと言って差し支えない。

その他
・エレナの自然な色気
・適度なQTEの頻度
・きちんと幕が引かれパーフェクトといって良いエンディング

その他のゲーム

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