このソフトは、別のソフトが欲しくてネットオークションで購入した際、セットでついてきたもの。パッケージを見るまで協力プレイ可能と知らなかった。そんなこともあってプレイ自体はかなり後からとなった。
世界観は人間やら小人やら、獣キャラクターなど。ちょっとロード・オブ・ザ・リングみたいなイメージ。
画面固定で奥行きのある3D表現ステージ。複数人いるプレイヤーを切り替えしつつ、キャラクター特有のアクションでレバーを引いたり、弓矢でスイッチを入れたり、物を運んだり、謎を解いてゲームを進めてゆく。というと思い出すのがレゴシリーズだが、同じTt gamesのロゴがみられる。
正直まったく期待していなかったがかなり面白い。操作は大雑把なガチャ押しで敵キャラをなぎ倒せて、それでいて細かい動きとアクションが再現されている。いわゆるらしい雰囲気の再現がされている。
巨人の上に乗って操作したり、敵がロープをひっかけて引っ張ってきたり、大きな鳥?に乗ったり。アクション演出も多彩。
特筆すべきは途中合間のムービー演出。映画動画も使用されている他、CGムービーの出来も良く、オチまで表現される完成度の高さ。ムービーの完成度ではゼルダを凌駕する。ただしぶつ切りなので、映画を見ていないとストーリーはさっぱり不明。事前の映画鑑賞がお勧め。
するべきことがわかりさえすれば、難易度も子供向けに優しく設定されており、あまり死ぬこともない。死んだらステージ頭からやり直しとなるだけで、残プレイヤーの制限などもない。
1Pが物を運んだりの謎解き中、2Pは邪魔が入らないように守ったり、協力している感じが見られるのも素晴らしい。
ただ、いわゆる洋ゲーらしいヒントの少ない謎解き(見えにくいところに配されたアイテムや説明のないギミック)があり、解決方法が見つからず詰まって挫折も多い。
アンロックボーナスでみれるメイキングなど見ても、実に丁寧に作られているのが分かる。映画を主題にせず、一ゲームソフトとして創ったほうが、万人に受け入れられるゲームになったのではないのではとさえ思える。
鳥肌の立つような床を這いまわる虫の表現とか、モーションキャプチャされていかにもな小人をタコ殴りにできたり、ほんとに癖のある部分が洋ゲーらしい。
最後の”木”が必見!
何か所か詰まってあきらめかけたが、何とかクリアできた。ネット上にも情報がほとんどなく、どこかの誰かに役立てばと思って詰まったところを記載。
・馬を厩から連れ出すシーン。左右の厩から馬を連れ出し、中央の出口が閉まっている。中央右側の暗闇見えにくいところにあるロープから2階へあがって扉をあける。
・狼男と小さな裏切り者の小人に交互に襲われるシーン。狼男が吠えた後におちてくる岩を中央の隙間から投げるとき、十字ボタンではなくZボタンで投げると奥の敵に当たる。
・柱を巨人で崩し進むシーン。右端と左端の柱は石をなげて崩す。