2017年12月18日月曜日

忌火起草 解明編

 
トレッドミルに合うゲーム探し

おそらくこれは向いているだろうと、今時1550円も出して中古屋にて購入した。
操作は十字キーの下とAボタンの決定のみでプレイ可能。
サウンドノベルというと、借り物のかまいたちの夜(SFC)をバッドエンディングでクリアした程度。どちらかというとホラー系は苦手なタイプで、トレッドミルにこだわらなければ、まあ手を出さないジャンルのゲームとなる。
進行はト書き部分を文字で、台詞は音声(ボイス)にて、プラスで状況に応じた画像とSE・BGMにて進行する。
ゲームというのはプレイヤーの意志が介在することが条件となるだろうが、昔のサウンドノベルと比べて、選択する余地がかなり少なくなっているように感じた。長々と小説を読み続けて、たまに選択するといったような、小説寄りのゲーム性。たしかに携帯が鳴ると同時にコントローラーが振動する、というようなしかけはWiiならではだが、果たしてWiiとこのジャンルが合っているかというと、疑問に思う部分もある。
かまいたちの夜ではシルエットだった登場人物が、実写を使用しての登場ではあるが、画像としては人物をはっきり映さない、抽象的だったり、体の一部分だったり、いわば読み手の想像を補完する表現になっており、これがさらなる怖さを生んでいる。
数パターンのエンディングを見てみたが、どうやら真のエンディングではないようだ。軸のストーリーとしてホラーである以上、誰も死なない皆がハッピーなエンディングは望めそうにない。たしか別のゲームに”どうあがいても絶望”というキャッチフレーズがあったが、それを一瞬思い出した。少なくとも主人公二人は幸せになれるエンディングがあり、そこを探るゲームなのかもしれない。なるべくましなバッドエンディングをさぐるゲームに、どれほどの魅力があるか。ちょっと疑問に感じた。
このゲームをやり込む事に魅力を感じられるのであれば、トレッドミルの時間つぶしゲームとしては最適。

GOOD
文字(画面)の流れと、台詞(音声)のタイミングが素晴らしい
BAD
一部登場人物の紹介が薄くイメージがわきにくい

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